中央エネルギーセンターenergy center

〒060-0907
札幌市東区北7条東2丁目1-20
TEL:011-741-1301

1971年10月1日 供給開始
2005年 財団法人省エネルギーセンター 
平成17年度省エネルギー実施優秀事例 会長賞受賞
2014年 第13回グリーン物流パートナーシップ会議 
特別賞受賞

中央エネルギーセンターは、札幌都心部の深刻な大気汚染問題を解決するために1971年10月に道内初の「地域熱供給」を開始した歴史のある熱供給プラントです。
ホテルを始め、オフィス、病院など札幌都心エリア約80件のお客様へ高温水を供給しています。
開業当初は、石炭を主燃料としていましたが、時代の変遷の中で、天然ガスへの転換、木質バイオマス燃料の導入、直近では北ガス札幌発電所からの排熱受入を開始し、更なる低炭素化に向けて環境負荷低減に取り組んでいます。
※発電所の排熱は、未利用熱活用制度の適用を受けています。

システムの特徴

木質バイオマスによる環境負荷低減

再生可能エネルギーである木質バイオマスを年間27,000t使用する事により、CO2排出量は環境性に優れた天然ガスと比較しても、17,500t-CO2/年のCO2削減。

エネルギーの安定供給

災害に強い中圧ガス導管からの天然ガスを引き込み燃料として使用。大規模停電が発生した場合には北ガス札幌発電所から非常時における電力供給を受けることで安定したエネルギー供給を実現。

燃焼灰のリサイクル

木質バイオマスの燃焼灰をセメントや道路の砕石の原料として全量再利用することで、廃棄物ゼロを実現。

モーダルシフトによるCO2排出量削減

木質バイオマスの燃焼灰の輸送をトラックから貨物鉄道へ変更することでCO2排出量を大幅に削減。更に燃焼灰輸送後のコンテナに燃料である木質バイオマスを積み込むことで、往復輸送による効率化を実現。

システムフロー

設備概要

水管式温水ボイラ ガス焚 167GJ/h 3基
木質バイオマス焚 113GJ/h 1基