道庁南エネルギーセンターenergy center

〒060-0001
札幌市中央区北1条西6丁目1番地2 アーバンネット札幌ビル
TEL:011-233-0001

2004年11月1日 供給開始
2006年 平成17年度北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞 省エネルギー部門 省エネルギー大賞受賞
2007年 第5回 日本コージェネレーションセンター 
省エネルギー奨励賞受賞

道庁南エネルギーセンターは、NTT東日本本社ビル建て替えに合わせ、アーバンネット札幌ビル地下1階に建設され、2004年供給を開始しました。
発電効率の高い希薄燃焼性ミラーサイクルガスエンジン(635kW×2基)を導入し、同ビルへ電気、冷水、温水、融雪温水を供給しているほか、周辺ビルへも熱供給を行っております。
現在は、再生可能エネルギー由来の高温水を熱源とする温水供給基地として、面的利用の拡大を目指し整備中です。

システムの特徴

非発兼用発電機

天然ガスコージェネレーションを非常用発電機として兼用するシステムを採用。

エネルギーセンター間の冷水連携

当エネルギーセンターと赤れんが前エネルギーセンターとの冷水導管を札幌駅前通地下歩行空間に併設した熱導管ピットおよび公共空間を活用し繋げることで道内初となる冷水連携を実現。
両センターからの冷水供給が可能となり、バックアップ体制を確立。
夜間等の低負荷時には一方のエネルギーセンターで対応可能なため、経済的な運用が可能です。

遠隔監視による最適運用

赤れんが前エネルギーセンターとの冷水連携を含め、遠隔監視することで最適な機器運用を実現。

逆潮流ありの系統連系

北海道初となる高圧受電における「逆潮流あり」の系統連系により、天然ガスコージェネレーションの稼働率を最大限に上げ、その排熱を有効活用。※逆潮流とは系統連系している設備で発電した電力を系統へ逆流させることを言います。

システムフロー

プレート&シェル熱交換器

プレート&シェル熱交換器は従来の「プレート式熱交換器」と「シェル&チューブ式熱交換器」
のメリットを合わせ、シェル&チューブ式熱交換器の約1/5の大きさを実現した高効率&
コンパクトな次世代熱交換器です。
出典:(株)三和テスコパンフレット

設備概要

DHCプラント:アーバンネット札幌ビル地下1階 約1,700㎡
冷却塔:アーバンネット札幌ビル屋上 約290㎡
コージェネレー
ションシステム
希薄燃焼方式
ミラーサイクル
ガスエンジン発電機
635kW 2基
排熱ボイラ 0.4t/h 2基
蒸気ボイラ ガス焚 貫流ボイラ 2t/h 8基
吸収冷凍機 蒸気吸収冷凍機 615RT 2基
排熱利用温水
吸収冷凍機
105RT 1基
ターボ冷凍機 電動ターボ 370RT 1基
熱交換機 プレート&シェル 3,500kW 1基