創世エネルギーセンターenergy center

〒060-0001
札幌市中央区北1条西1丁目6番地 さっぽろ創世スクエア
TEL:011-209-5010
(札幌駅南口エネルギーセンターにおかけください)

2015年 災害時事業継続地区整備緊急促進事業
施設整備事業計画認定
2018年4月1日 供給開始
2020年 一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター コージェネ大賞2019 民生用部門 優秀賞受賞

創世エネルギーセンターは、「札幌創世1・1・1区北1西1地区第一種市街地再開発事業」に伴い、さっぽろ創世スクエア地下3階に設置され、ビル開業と同時に冷温熱・電気の供給を開始いたしました。

災害時事業継続地区の認定

当該地区の地権者間において協定を結び、災害時には本エネルギーセンターより電気や熱のエネルギーを供給することで、業務継続エリアや帰宅困難者一時滞在施設の冷暖房機能を維持。また災害時の指揮拠点となる札幌市庁舎へは温水を供給。

システムの特徴

エネルギーの有効活用

希薄燃料ミラーサイクルガスエンジンコージェネレーションを導入し、排熱による冷熱製造、ロードヒーティング温水をはじめとした温熱製造等排熱の多段階活用をしている。冬期は自然エネルギーを活用したフリークーリングシステムに加え中間期のフリークーリング予冷システムの導入により省エネ・CO2削減を図っている。

災害時におけるエネルギー供給

コージェネレーション設備は、災害に強い中圧ガスを燃料としている。発電した電気は、さっぽろ創世スクエアの空調機を稼働し、さらには排熱を活用した冷水・温水を供給することで帰宅困難者スペースや業務継続エリアの冷暖房機能を維持するシステムを構築。

多様な建物用途を考慮した
システム

さっぽろ創世スクエアは、オフィス、放送局、ホール、市民複合施設等多様な用途(多様な熱負荷)からなり、それらに柔軟に対応できるコージェネ排熱をベースとしたガスと電気のベストミックスのシステムを構築。

地下歩道を活用した
熱導管整備

札幌市が整備した西2丁目地下歩道を活用して熱導管を整備し、札幌市庁舎へ冷水・温水供給を行うと共に周辺地域へも供給可能なエネルギーネットワークを構築。

遠隔監視システムの
導入

既存札幌駅南口エネルギーセンターからWEB通信による遠隔監視・運転を行うことで省力化を図っている。

システムフロー

設備概要

DHCプラント:さっぽろ創世スクエア低層棟地下4階 2,000㎡
冷却塔:さっぽろ創世スクエア低層棟屋上 370㎡
コージェネレー
ションシステム
希薄燃焼方式
ミラーサイクル
ガスエンジン発電機
700kW 2基
排ガスボイラ 0.4t/h 2基
蒸気ボイラ ガス焚 貫流ボイラ 2.5t/h 8基
吸収冷凍機 排熱利用温水吸収冷凍機 130RT 1基
蒸気吸収冷凍機 230RT 1基
500RT 1基
ターボ冷凍機 電動ターボ 350RT 2基
FC用冷却塔 開放型 700RT 2基
冷水熱交換器 プレート型 350RT 4基
温水熱交換器 シェル&チューブ型 6,000kW 2基
融雪熱交換器 プレート型 3,173kW 1式
冷水蓄熱槽 保有水量:1.470㎥ 
蓄熱容量:3,500RTh
2槽
冷温水導管 片道延長約130m(札幌市役所本庁舎行)